アシックスのCP305 AC、実際に履いてみた!【使い勝手レビュー】

CP305 AC。

2020年2月にアシックスから発売され、瞬く間に品薄状態に。

2色展開でしたが、そのうち「ホワイト×ホワイト」は完売し、公式HPからも完全に供給がストップしている状態。

そんな大人気の安全靴、「ウィンジョブ CP305 AC」。

発売から4ヶ月、ようやく手にする決心ができ、
実際に履くことができました。

今回は、その実際に使用してみたレビューをお伝えしていきます。

良い点
・動けば動くほど蒸れにくい
・フィット性とクッション性が高い
・見た目もシンプルでかっこいい

悪い点
・動かないと空気が循環せず蒸れる
・ベルトでの着脱がめんどくさい
・メッシュが少なく、空気の出し入れの量が少ない

【アシックスの安全靴】最新作!空気を循環させて蒸れない安全靴 CP305

INDEX

まずは気になる空気の循環について

最初に気になるのは、この靴のメイン機能〝AIRCYCLE®︎SYSTEM〟についてですよね。

このAIRCYCLE®︎SYSTEMとは、以前の記事でもご紹介しましたが、ソールに設けた通気孔から空気を取り込んで、湿気や熱気を放出し、シューズ内部を快適に保つ新たな機能でしたよね。

【参考】アシックス 安全靴のAIRCYCLE®︎システムについて知ろう!

確かに歩行動作に合わせて、空気が循環するので、動けば動くほど熱気や湿気を感じにくく、快適に過ごすことができます。

ミッドソールやアッパーからの吸気・排気されるのですが、靴内の空気の移動は中敷及びベロ裏のメッシュ部分での巡るようになっていました。

通気孔はメッシュ素材のように目が細かく複雑な形ではなく、特にミッドソールの前足部は完全に穴が空いている状態なので、空気が途中で堰き止められることなく、素直に排出していきます。

それに、空気の通り道が限定されることにより、吸気と排気の循環がスムーズになるのも、魅力的なポイントですね。

通常、通気性を売りにしている安全靴は、靴全体にメッシュ生地を設けており、どこからでも通気の出し入れをしていますが、それだと吸気・排気のための負荷が分散してしまい、なかなかうまく循環できません。

そのため、このAIRCYCLE®︎SYSTEMは通気口の数を限定し、循環しやすい構造となっています。

冷房の効いた部屋であれば、アッパー部分からの吸気・排気だけでも、程よく涼しく靴を履き続けることができます。

筆者は基本的に空調のついている環境でデスクワークをしている人間ですので、動かなくても快適に過ごせています。

ただし、AIRCYCLE®︎SYSTEMは基本的に歩行動作によって機能します。
そのため、蒸し暑い部屋や屋外でなかなか動かない場合は、まったくといっていいほど機能しません。

また、実際に履いてみた実感としては、思いの外吸気が少なかったように感じました。

勝手なイメージとして、子供用のピコピコ靴のような原理をいただいていたので、ミッドソール内にゴムが入っており、それの伸縮によって吸気・排気を行っているものだと思っていました。

しかし、中敷の下を見てみると、以下の写真のように、クッション性の高い素材がミッドソール上部につけれられており、そのクッションに負荷がかかることにより、空気の排出が行われる仕組みのようです。

靴真ん中の白いクッションを手で押してみると、ほんの少しですが、空気の排出を感じることができました。
しかし、この部分は多くの方が土踏まずになっている部分であり、負荷がかかりにくい場所のため、1度の歩行動作で大量の空気を循環させることが難しそうです。

とはいえ、歩けば歩くほど、動けば動くほど湿気や熱気は排出され、循環するので、常に動いている運搬業や建設業の方にはおすすめですよ。

ただ、筆者のような拠点の中であまり動かず、デスクワークがメインとなっている人にはあまりおすすめできませんね(笑)

ベルクロタイプのフィット性について

ベルクロタイプなので、着脱がラクラクです!

といいたいところですが、今までシューレースタイプを手を使わなくても脱ぎ履きできるギリギリのところで止めていたので、少し面倒臭くなってしまいました。

とはいえ、靴ひもが解けてしまったり、結び直したりといった手間がなくなるのは嬉しいですね。

それに、シューレースだとフィット性を意識してキツく結んでも使っていく度にそれは緩んでいき、結び直すといったことが必要になってきますが、ベルクロタイプだと、片手でキュッと締め付けることが可能です。

そのため、フィット性は非常に高いですね。

また、さすがはスポーツシューズメーカーと言わざるをえないほど、非常に軽いです。
以前使っていた安全靴は、ブーツタイプで靴の外側にはフェルト生地になっていたため、通気性は最悪、重量もかなり重めでしたが、CP305 ACは比較するのが悲しくなってくるほど軽いです。

重量は約450gと他のアシックスのワーキングシューズに比べると少し重いですが、それでも他社に比べると圧倒的に軽い。

軽量性もフィット性も高い逸品です!

ただし、このフィット性には少し注意が必要です。

なぜなら、ベルトをキツく締めすぎると、空気の循環がうまくいかず、蒸れやすくなってしまうからです。

原因はおそらく靴内の余白が少なくなってしまうこと。

靴内の余白をうまく用いて空気を循環させるAIRCYCLE®︎SYSTEMなので、そのスペースがなくなってしまうとうまく機能せず、少しムレを感じやすくなります。

そのため、空気の循環をうまく機能させるには、少しベルトを緩めた状態にすると良いでしょう。

筆者はこれくらいにしています。

少し見た目は悪いかもですが、履き心地はこれくらいがベストでした。

筆者のように甲高の人がキツく締めると、AIRCYCLE®︎SYSTEMがうまく機能しないかもなので、見た目を気にせず履ける方にはオススメですよ。

とはいえ、ベルトもマジックテープも同色なので、遠目から見れば全くといっていいほど気にならないので、「とにかくムレを減らしたい!」という方にはぜひ手にとってもらいたい逸品です。

少し残念なところ

少し残念なところはつま先部分ですね。

購入した当初は、非常に綺麗な黒でしたが、
使用していくうち擦れる度に、
その黒は褪せていき、たった1週間にもかからわず、
見る影もなくなってしまいました。

安全靴なので、当然と言えば当然なのですが、
もう少し、素材の耐久性を高められなかったのかな?
とついつい考えてしまいます。

だから、あえて文句を言うのであれば、
汚れが目立ちにくい素材はやめてください!

しかし、逆に文句があるのはこれくらいで
快適に安全靴ライフを送れていますよ。

エアサイクルシステムが気になるあなたに
ぜひ使っていただきたい逸品です。

まとめ

常に動いている方には非常におすすめです!

動けば動くほど機能するAIRCYCLE®︎SYSTEMを思う存分体感していただくことができますよ。

また、冷房の効いた事務所で勤務されているオフィスワーカーにもおすすめです。

ミッドソールの前足部に空いている4つの通気孔やアッパーのサイド部分のメッシュから、動かなくても微量ながらも吸気・排出が常に循環しており、靴内の湿気や熱気を放出することができます。

ただし、ベルクロをキツくしめつけてしまうと、循環しにくくなることがあるので、適度な位置をご自分で探していきましょう。

ではまた。

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